人生初の骨折は思っていた以上に痛かった

ケガ

右手首を骨折をした。

下り坂を走っていて、止まろうとしたところつまずき、
盛大に転んだのだ。

右側に低いブロック塀があったので、 そのブロック塀に右腕が突っ込まないように、
右腕だけ 体に添わせるようにして転んだ。
クロールで左腕を伸ばした形といえば想像しやすいかもしれない。

だけど残念ながら水の中ではなく、そこは土の上。
私の右腕は折れた。

あまりの痛さに、転んだ瞬間に自分でも「あ、折れたかもしれない」と思った。

折れたかもしれない。
でも絶対折れてないはず。
なんだその根拠は。

あまりの痛さにしばらく動けなかったが、
「大丈夫。私の手首は折れてないはず。だってぶらぶらしていないもん」
「だって骨太だもん」

そんな思い、と言うか私の願いと裏腹に、
時間とともに腫れて行く私の右手首。

3時間ほど我慢したが、痛みも引かない。
捻挫だよ、捻挫なんだよ…と願いながら、ネット検索して日曜診療の整形外科へ。

「これ、たぶん折れているよ」

先生、3時間骨折じゃないと願ってきた私の気持ちをあっけなく否定しないで。

そしてレントゲンを撮ってもらったところ当たり前だが折れていた。
橈骨遠位端骨折というらしい。

小さい頃から怪我は多かったのに、 骨折だけは無縁だった。
走っていて転ぶことも珍しくはない。
小さい頃からよく転んでいたせいか、わたしは受け身をとることも上手と言われていた。

もはやこれまで。
無念である。

「一応の処置はするけれど、 手術が必要かもしれない。 紹介状を書くからなるべく早く大きな病院へ行ってね」

なんと、 骨折って手術が必要なのか。
そんなこと知らない。
もう頭がついていかない。

「とりあえずベッドに寝て。
痛いけど我慢してね、このままだと痛いままだからね」

わたしは骨折バージンだ。
何をされるのか全く想像がつかなかった。

するとちょっと動かしただけでも痛いところを、
何度も何度もひっぱられる処置が待っていた。

地中に数十年閉じ込められていた怪物みたいな声が体の底から出る。
怪物の声ってどんなのか知らないけど。
看護師さんが 横になった 私の足を押さえたのはそういうことだったのか。

ありえないぐらいの痛みとバーターに、私の右手首の痛みは少し軽くなった。

橈骨遠位端骨折の体験記が見つけられなかったので、
何回かにわたり、記録として残しておきます。

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